幸来
浦粕村のグルメカテゴリーを設置してみた。
私は村にある飲食店の90%は訪問しているかと自負している。
美味しいや不味いなどの評価ができる程の舌を持っていないので客観性を持ち、特徴などの紹介コーナーにしていきたいと思っている。
食材が一流
幸来はラーメンを「そば」と表現しているところがシビれるところである。
店内の奥で清潔感のある製麺室を覗くことも可能だ。
あなたは海鮮と聞いて何を想像するだろう?
エビなどかな?
しかし、ここは違う。
浦粕村に着目した食材を意識していることが理解できる。
インパクトがあるのが蛤(はまぐり)である。
最近はホンビノス貝を白ハマグリ称して販売しているところもあるが貝殻からして全く違うものだ。
話が逸れているがこの場で説明をしておく、両者は開いた状態では類似しているが貝の模様も違うし、何より食感が違う。
食感を極端に言えばバサバサかシットリである。
味も全く違う。
漁師町(村)の村民に言わせれば箸で貝を持った瞬間の相性で分かる。
ハマグリは輝きがありツルツルしている。一方のホンビノスはその逆である。
ただし、勘違いをして欲しくないのだがホンビノスも使い道によっては安価で食材として十分な価値があるものだと考えている。
さて、話を戻すが幸来は外来種の安価なホンビノスを使用することも無くハマグリを使用している。
その時点で原価が何倍も跳ね上がる。
そしてラーメンの定番であるチャーシューは厚切りの鯛(タイ)となっている。
季節によっては牡蠣(かき)も投入されている。
そしてここもニクいところだが椎茸(シイタケ)から出る深みと柚子の香り・・・
これら全てから醸し出される出汁(スープ)が他では味わえない深みがある。
おっと・・・麺のことを忘れていた。
ここは私の好みが入ってしまうがコシのある弾力である。
表現は難しいのだが自家製麺独特のコシと香りを感じることが可能だ。
ラーメンだけでは無い
ラーメン屋と思いきや逸品料理も充実していることも人気の秘密だ。
刺身、天ぷら、鴨・・・
極端に言えばラーメン目的では無くて小料理屋として訪問しても十分に満足できるだろう。
店主は日本国でも一流で有名な○○で修行をしていたらしい。
協力者である間本氏と中田氏も気が利く存在であり総合力がアップしているだろう。
最初のグルメコーナーで長々と語ってしまったが私はこの店の関係者では無い。
漁師町(村)の舌を唸(うな)らせるクオリティーである。