泉銀
浦粕村には魚市場がある。
と言っても、つい最近無くなってしまったのだ。
建物の老朽化もあり、取り壊しが決定した。
もちろん、その過程で東京湾に面した場所への誘致などの話もあったが後継者不足や客入りなどを検討しての結果だった。
私の言いたいことは魚屋さんの特集ではなく
「売れない時代とは言わせない」
と言い放った店主の名言だ。
フィッシュロック・森田釣竿
世の中に魚屋さんはたくさん存在する。
単に魚屋の枠でのクローズアップではない。
実は泉銀は前述の名言の他にもある業界でも有名人なのだ。
いきなりフィッシュロックと言っても意味不明だろう。
そう。
店主は魚屋と同時にロックバンドのボーカルでもあるのだ。
ロック界でも一目置かれている存在なのだ。
しかも世界的に注目されている。
そのバンド名は
「漁港」
マグロを解体しながらロックを歌う。
海外でのファンの数は想像を超える。
極めつけは、解体したマグロを部位ごとに観客に土産としてプレゼントするのだ。
これが海外では新鮮な光景でもあり人気の秘密だ。
これがフィッシュロックだ。
森田の○○げ
当然、本名は釣竿ではない。
そして奥様は海苔子でも無い。
本名はどうでもいいのだが中学生時代はスケーターとしても活躍していたのだ。
駄菓子屋の「すもも」が好きだった秘密もここで公開しておこう。
三社祭で紹介した「まえだ・まえだ・まえだ」
ではなく
「まぐろ・まぐろ・まぐろ」だ。